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同行避難について
近年の災害は、「想定外の」「過去最大級」など、甚大な被害をもたらすものが増えてきました。実際に災害が起こった時、人もペットも共に助かるためには、事前の準備がとても大切なことは言うまでもありません。ペットと一緒に避難する(同行避難)にはどうしたらよいのか、いざという時慌てないために、事前に考えておきましょう。
避難する前に確認しておきたいこと
ペットと避難できる避難所の確認
ペットのご家族は、是非、お住いの地域に、ペットと避難できる避難所がどこにあるのか、また、避難所ではペットがどのように過ごすのか、事前に確認してください。多くの自治体では、ペットは専用の場所で、ケージの中で過ごすことになります。過去には水害の恐れが想定されていた地域でも、ペットは1階という決まりの自治体がありました。このような場合、水害の恐れがある時は別の場所への避難が必要となってきます。また。新型コロナ発生以後は、避難所の定員が見直されている場合がありますので、最新の情報を確認してください。
避難経路と移動手段のシミュレーション
大きな地震では、車で避難することは困難です。徒歩で避難する場合の経路確認は重要ですが、台風時は暴風雨の中、ペットを連れて、徒歩での避難はかえって危険です。最近は、公共交通機関が、早めに計画運休を決定する場合も有ります。様々な状況に応じて、いつ、何処に、どうやって避難するか、あるいは自宅にとどまる方が安全なのか、早めに決断する必要があります。そのために、是非お住いの地域のハザードマップを確認し、事前に避難方法をシミュレーションしておきましょう。
地域の防災訓練への参加
地域の防災訓練が行われる場合、防災担当部署に確認の上、可能であればペットと一緒に積極的に参加してみましょう。ペットとの同行避難は、一般の方々に広く理解されているとは言えません。日頃から、ご近所の方々とのコミュニケーションも大切で、ペットの存在を知っていただくことも大切な防災です。
環境省のガイドラインもご覧ください。
「人とペットの災害対策ガイドライン 一般飼い主編」
http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h3009a/a-1a.pdf
クリックすると環境省のホームページが別画面で開きます。