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犬がトイレを覚えてくれない、トイレ以外の場所で排せつする、自分のうんちを食べてしまうなど、排せつに関する問題には様々な理由が考えられます。
病気やホルモン異常など体の不調が原因だったり、寄生虫が原因のこともあるので、行動の問題と決めつけず、まず、動物病院で体の検査をしてもらってください。
犬がトイレを覚えない、トイレ以外の場所で排せつする場合
今までできていたのに、急にトイレ以外の場所でおしっこをしてしまうようになった場合
体の不調をまず疑いましょう
- 膀胱炎や腎臓病などおしっこに関係する体の不調や、
- ホルモン異常などの病気のためにおしっこが我慢できなくなっていたり、
- 水を飲む量が増えたためにおしっこの回数が増えて間に合わなくなっていたり
している可能性があります。
まずは、おしっこを持って動物病院に行きましょう。
○検査して体に異常がなかったら
尿検査や血液検査をしても異常がない場合に、排せつの失敗が留守中だけの場合は、
- 分離不安という行動の問題だったり、
- 高齢の犬の場合は認知症の始まりだったり
もします。
こんな場合もまずは近隣の動物病院(ホームドクター)をお尋ねください。
うちに来た日からトイレがうまくできず、上手に教えられない場合
トイレの作りを見直しましょう。
- 犬に分かりやすく、使いやすいトイレを作りましょう。
- トイレはサークルや段ボールなどで囲いましょう。(犬にとってトイレがどこにあるかわかりやすくなります)
- 犬が入って方向転換できる大きさにします。
- トイレシーツや新聞紙など、犬が排せつ場所として足裏の感覚で覚えやすい素材を使います。
犬は寝床のそばで排せつするのを嫌がります。トイレは寝床となるべくはなすようにします。
そのため、寝床とトイレが一体化されたサークルの中のトイレは普段のトイレとしては適していません。
しかし、お出かけの間など、長時間留守にするためサークルに長時間入れておく時には、留守中も排せつができるように寝床とトイレが一体化されたサークルを使用しましょう。
トイレの教え方を見直しましょう
- 排せつの失敗は絶対に叱らないでください。叱ると排せつ行動自体を人の前でしなくなることがあります。
- 犬が排せつするタイミングをよく知って、排せつしそうな行動が出たらすぐにトイレに連れて行き、排せつしたらその場ですぐにほめましょう。
排せつで困っているときの具体的な対処方法は、次の関連記事をご覧ください。
執筆者:事務局