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うるさくて困るくらいに犬が吠えてしまうことを、よく「ムダ吠え」といいます。
本当に犬は「ムダ」に「吠えて」いるのでしょうか?
吠えをどうコントロールするか考えていきましょう。
吠えるのには理由がある
犬はいろいろな理由で吠えて私たちに情報を発信してくれています。
多くの場合は「不安」な気持ちで吠えています。
あるいは大好きな家族の関心を引きたくて吠えています。
例えば、通行人に向かって吠えている場合、「よそ者」である通行人はだれだかわからないので「近づかないでください」と不安な気持ちで吠えています。
その吠える行動に対して「こら!」とか「黙れ!」と叱っても、不安な気持ちは解消されないどころか、叱られて余計怖くなって、余計に吠えることになります。
例えば・ケージで吠える犬の気持ち
ケージに入れておくと、吠えている場合もあります。
これは、「出してください」「かまってください」という気持ちで吠えています。
この行動に対しても「こら!」「うるさい!」とっても、大きな声にびっくりして一瞬吠えやむかもしれませんがびっくりしただけなので、また吠え始めてしまいます。
かまってもらえたと思うので、より吠えてアピールし始める場合もあります。
叱っても、不安な気持ちや関心を引きたい気持ちは消えません。
大声で怒鳴ったり、ケージを叩いたり、大きな音を出しておどかすと、最初は一瞬何があったかわからないのでびっくりして吠えやみますが、今度はケージに入っていると怖いことが起こると考えてしまうので、恐ろしいケージから早く出せとパニックを起こしたように吠えて懇願してきます。
結果的に吠える行動を悪化させてしまうので、叱ることは全く有効な手段ではないのです。
吠えるのをやめさせるには
不安な気持ちから吠えているときは、「不安になる必要はないよ、大丈夫。」という事を教えていきます。
言葉が通じないので、人のように言って諭せませんので、おやつをあたえ、「ここは警戒する必要はありません、お茶でも飲んでリラックスしてください」という意味を伝えます。
食べる行為はリラックスの神経を活性化し、動物を落ち着かせますので、この生理現象を使うわけです
関心を求めるため、何かをアピールするために吠えているときは、楽しいひとり遊びゲーム(知育トイ)を与えたり、ケージの中にはいつもは食べられないようなおいしいおやつやガムがあると教えて、喜んでひとりで待つことができるようにしていきます。
吠えている理由を知ると、解決の方法もわかってきます。
それぞれの状況での犬の気持ちを考えて、根本的に行動をやめさせていかれるようになります。
具体的な状況に応じた解決方法は、リンクを読んでみてください。