犬が散歩に行きたがらない どうしたらいい?

犬と暮らし始めたら、一緒にお散歩に行く、ということはきっと皆さん当然のこととして考えているでしょう。お散歩の準備万端で愛犬を外に連れ出したら、全くお外に出たがらない、歩きたがらない、という状況になる犬もいます。そんな時、どうしたらいいのでしょうか?

無理に外に連れ出さない

もし、犬が外を怖がって散歩に行きたがらないのであれば、無理に連れて行かないでも問題ありません。例えば、子犬のときお外に出たことがなかったのかもしれないし、性格的にとても怖がりであるために散歩に行きたがらないのかもしれません。そんな犬たちを無理に外に引きずり出してしまうことで、余計に「お外は怖い」「散歩は怖い」といった外に対するトラウマができてしまう可能性があります。ここはゆっくり「外は怖くないよ」と教えてあげたいので、まずは無理に外に連れて行かないようにしましょう。

外で散歩することは楽しいよ、と教える方法

もし玄関先まで行くことは問題ないような犬であれば、リードをつけて玄関先に一緒に行って、そこで通行人を見ながらおやつを与えたりマッサージをしたりして一緒によい時間を過ごさせます。適度なところでおうちに戻るところから始めましょう。玄関先で怖がらずにいられるようになったら、玄関から敷地の外に30センチメートルくらい出て、おやつを与えて戻ります。おやつで誘導して少しだけ敷地の外に誘い出してもよいでしょう。

少し玄関から敷地の外に出られるようになったら、おやつを使って誘導しながら少しずつ玄関から道に出て一緒に歩いてみましょう。嫌がったり怖がったら無理に進まずに無理せずに行かれるところまで行きます。

いろいろな方法を取り入れてみる

そもそもお散歩は、運動のためだけではなく、外に出て脳にいろいろな刺激を与え、脳を活性化させ、生活を豊かにするためのものです。お外を歩くことが恐怖なのであれば、カートにのせる練習をして、カートを使って一緒にお散歩に出かけて脳を活性化させてもよいと思います。いろいろな景色やにおいの刺激を経験させてあげられます。また、自動車で静かな公園に一緒に行って静かな公園でのお散歩をいっしょに楽しんでもよいでしょう。

散歩に行かねばならぬ、犬が嫌がって行かせられない私はダメな飼い主で、行かない犬はダメな犬だと思わず、犬それぞれに合わせた脳の活性化のための「お散歩」を探してみてください。

 

なお、今まで問題なく散歩に行っていたのに、突然、外に行きたがらなくなった場合は、体の調子が悪いのかもしれません。特に、歳をとると、足腰が痛くなったり、暑さ寒さが苦手になったりします。急に散歩を嫌がるようになった時は、体の不調の可能性も考えましょう。

 

執筆者:事務局