ちょうだいの教え方

犬が口にくわえたものを、出させなければならないこともあると思います。

口に入っているものを飼い主にわたせるようにする練習です。

方法1　おやつと交換

1. 犬の好きなおやつやフードを犬に見せます。あるいは鼻先にもっていきます。
2. おやつをみせながら「ちょうだい」と言います。
3. 犬がおやつを食べるためにおもちゃを口から出したら、「いいこ」「おりこうさん」「ありがとう」などと、言っておやつを食べさせます。
4. 今まで遊んでいたおもちゃを返してあげます。

うまくいくコツは、口から出してもらったおもちゃを返してあげることです。「ちょうだい」で交換したおもちゃは返してあげないと「おやつは食べたいが、取られたくないから口の中のものは出したくない」と考えてしまって、葛藤させてしまうことになりますので、トレーニングの時は必ず「ちょうだい」で口のなかに入れているものを出してもらったら、おやつを食べた後は返してあげるといいでしょう。

方法2　おもちゃと交換

おやつではなく、犬の好きなおもちゃと交換する練習もできます。

1. 犬が好きなおもちゃ2つを用意します。動画に登場している犬はボールが大好きなので、大好きなボール2つを準備しました。
2. 1つのボールをくわえているときに、もう1つのボールを見せ、「ちょうだい」と言います。
3. 口にくわえたボールを出したら、もう1つのボールを投げてあげます。