ケージに入る(ハウスの教え方)

ケージに入ること、ケージの中でリラックスして待っていられることを教えるにはコツがあります。

  • 無理に入れるようなことはせず、自ら入っていくように仕向けていくこと
  • ケージに入ったら、ドアをしめて最初からケージに閉じ込めるのではなく、最初は自由に出たり入ったりできるような空間にして、徐々にゆっくりドアを閉められるようにしていくこと
  • ケージのサイズは、足を延ばし足り、寝返りを打ったり、中でくるくる回ったり、4本足で立っていても頭がつかえたりしないようなサイズであること

まず、報酬(ごほうび)として、小さく切ったフードやおやつを用意します。フードやおやつの大きさは、小指の爪の大きさくらいが目安です。小さな小型犬は小指の爪の1/2~1/3くらいの大きさで十分です。

ステップ1 ケージに入ることを教える

  1. フードを使って、ケージの中に誘導します。ケージを怖がっている犬には、ケージの近くでフードを与えてケージの存在に慣れてもらうところからはじめます。
  2. ケージに興味を持ってくれるようになったら、ケージの入口すぐの付近にフードを置き、中に少し入ってフードを食べてもらいます。
  3. 徐々にケージの奥にフードを入れて、奥までゆっくりと入れるように誘導していきます。
  4. ケージの中でフードを食べたらすぐにケージから出てくると思いますが、その行動を止めずに、自由に出たり入ったりさせてあげましょう。
  5. ケージの中に少しとどまっている気配があったら、ケージに入っている状態の犬に続けざまにフードを与え、中に居続けていることに報酬(ごほうび)を与えます。

ステップ2 ケージの扉が閉まることを教える

  1. ケージの中にフードを置くと躊躇なく入れるようになったら、ケージの扉を閉められることに慣れる練習をします。
  2. 犬がケージに入ったら、扉に手をかけ、数センチ閉める動作をしてみます。中にいる犬が扉を閉める動作に対して無反応であれば、報酬としてのフードを与え、ケージから出します。もし扉を閉めることに抵抗したら、まずは扉を触って、犬にフードを与え、ケージの中にいるときに人が扉を触ることに反応しないよう教え、我慢できたことに報酬(ごほうび)を与えます。
  3. ケージの中に犬を入れ、扉を完全に閉められるようになるまで少しずつ報酬を与えながら扉が閉じられることに慣らしていきます。
  4. ケージの中に犬がいる状態で扉が閉められたら、扉越しにフードを与え、ケージの中で扉を閉められることに抵抗しなかったことに対して報酬を与えます。
  5. 少しずつケージの中で扉が閉まった状態で慌てないでいられるように時間を伸ばしていき、中にいる間に犬にフードを数秒に1回与えるようにします。
  6. 扉を閉めた状態のケージに穏やかにいられたら、言葉でほめて、フードによる報酬を与える時間の間隔を空けていきます。

 

執筆者:事務局