犬の介護に使う食器の選び方のコツです。
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水飲み用食器は透明なものを選ぶ
高齢犬は、伏せの姿勢はとれても、その姿勢をずっと維持するのは難しいケースがあります。
飼い主が犬の体を抱えて水を飲む介助をすることになりますが、陶器やステンレス、不透明のプラスチックなど、中身が横から見えない器だと、水の深さや犬の口元が見えず、犬の鼻が水の中に浸かってしまい、呼吸しづらくなってしまう事があります。
水飲み容器は、プラスチックやガラスなど透明なものを用意しましょう。
犬の体を抱えて飲ませるときに、水がどのくらいの位置にあるか、犬の口はどこにあるか、鼻はどこにあるか、位置を目で確認しながら与えることが重要です。
フード用食器も透明又は半透明なものがオススメ
ドライフードが食べづらくなると、ドライフードをふやかして軟らかくして与えたり、ウェットフードを与えることになります。その場合も、水を飲むときと同様に、水分の多いフードに口や鼻が浸かって、呼吸しづらくなってしまう場合があります。
食べものや水を吸い込み、呼吸器に入ってしまうと、誤嚥性肺炎を起こすことがあり、とても危険です。
フード用食器も、透明または半透明のものを用意して、フードの位置と犬の口や鼻の位置を確認しながら食べさせるようにしましょう。ドライフードの場合も口元が見えることできちんと食べられているか確かめることができます。