マットの上で待つの教え方(いてほしい場所にいさせる)

マットの上で待つ練習をしてみましょう。カフェや家の中でも、居てほしい場所を犬に伝えるのにとても役に立ちます。

まず、報酬（ごほうび）として、小さく切ったフードやおやつを用意します。フードやおやつの大きさは、小指の爪の大きさくらいが目安です。小さな小型犬は小指の爪の1/2~1/3くらいの大きさで十分です。

トレーニング１　指定したマットの上に乗るトレーニング

1. マットの上に先にごほうびを置き、マットに乗って食べさせます。
2. 食べ終わったら下りるように誘導します。下りたらごほうびをあげます。
3. マットに乗る、下りるを何回か繰り返します。

トレーニング２　自らマットの上に乗るトレーニング

1. 犬が自分からマットに少しでも近づいてきたら、マットの上でごほうびをあげます。
2. マットに乗るタイミングで「いい子」と声をかけて褒めます。

トレーニング３　自ら完全にマットに乗るトレーニング

1. 4本の足がすべてマットに乗ったら「いい子」と褒めてごほうびをあげます。
2. 終了をしらせる言葉を「オッケー」にします。「オッケー」と言ってマットから下りるように誘導し、下りたらごほうびをあげます。

トレーニング4　マットの上でおすわりやふせをするトレーニング

1. マットの上で、「おすわり」や「ふせ」の合図を出します。
2. 「おすわり」や「ふせ」の姿勢になったら、「いい子」と褒めてごほうびを与えます。
3. 終わりを知らせる「オッケー」でマットからおろし、ごほうびをあげます。
4. マットの上で「ふせ」などの姿勢を長く維持できるよう、マットの上でごほうびを複数個あげていきましょう。