寝たきりの犬は清潔を維持することが大切です。
お尻周りなど排泄物で汚れやすい部分の毛は短くカットしておきましょう。
寝たきり犬の排泄ケアとお尻の洗浄ケアのポイントを説明します。
・おむつを使う方法とペットシートを使う方法があります
・ペットシートは通気性が悪いので部分的に使います
・洗浄液は各種タイプが市販されています
・今寝ている場所で洗えるのが大切なポイントです
目次
排せつケアの道具
寝たままの状態で排泄する犬のケアには、おむつを使う方法と、ペットシートを使う方法があります。
おむつを使う方法
おむつをつけて寝かせてあげれば、犬が動いても、おむつがズレなければ、排泄物を吸 収できます。男の子用、女の子用、各種タイプ、サイズが市販されています。
おむつの選び方、使い方の詳しい説明はこちらをご覧ください。
ペットシートを使う方法
排泄する部分の体の下にペットシートを敷いて、排泄物を吸収します。
犬は動くので、小さいサイズではカバーしきれない場合があります。その場合はさらに大きなサイズを使います。レギュラー、ワイド、スーパーワイドなどのサイズがありますので、どの範囲を汚れないようにしたいか、カバーしたい部分に合わせて選んで下さい。ペットシートは裏面が防水になっているので、マットの全面を覆うと通気性を損う場合があります。全面を綺麗に保ちたい場合などケースバイケースですが、できるだけ部分的に敷くようにしてください。
おしりの洗い方
寝たきりの犬はマットの上でずっと生活しているので、排泄物や食べこぼしで身体が汚れやすい状況にあります。その一方、とても清潔にしないといけない時期でもあります。シャンプーをするのも1つの方法ですが、毎日の汚れをきれいに落とすケアとしては、汚れた部分だけを介護マットの上で洗える、ドライシャンプーや洗浄液が有効です。
ここでは洗浄液の使い方を説明します。
洗浄液の使い方
各種タイプが市販されています。
濃縮タイプはぬるま湯で薄めて使います。リビング等、今寝ている暖かい場所で洗えるのが大切なポイントです。
洗う部位の下にペットシートなどを敷き、お尻の汚れや、おむつを取った後の汚れなどを、その場で洗浄液で洗い流し、ペットシートに吸いとらせます。マットも汚れず、毎日のケアが非常にやりやすくなります。
商品によって、洗浄した後はしっかり拭くだけで良いもの、洗浄液を洗い流す必要のあるものなどがありますので、使い方をよく確認してください。
毎日ケアできるもの、マットの上で洗える物を用意するのも、介護の準備としては重要です。